テレビの画面上ではあるけれど、大統領就任式をはじめて見た。
コロナで人の数は大幅減少。
寒空の下、コートに身を包み談笑する人々。
軍の音楽隊。
なんとも和やかや雰囲気だ。
歌手らによる歌の披露には、なんでもエンターテイメントにしちゃうんだなと少しがっかり。
宗教性の高い式典の内容にはびっくり。
もし無宗教の人が大統領になったらどうするんだろうと考えてしまった。
パレードやホワイトハウス入り。
さながら日本の皇室の祝賀パレードのようだ。
その後もテレビ中継は続いていたが、大事な部分は見れたので視聴を切り上げた。
夜になって主人が花火の映像を携帯で見せてきた。
まだやってたのかとまたびっくり。
丸一日を掛けて行われた式典。
それを振り返ると、この国にとっての大統領就任がどういうものなのかが少しだけ理解できたような気がした。
つまるところ、この国は合衆国なのだ。
だから、州の代表らが選んだ人物が大統領が就任する日を全州が集まって祝福する。
歌手の参加も全州の代表として歌を捧げているということなのだろう。
宗教性の高い式典も建国時代のしきたりを継承しているから。
最初は少し薄っぺらく見えたが、最後には歴史の厚みを感じられてなんだか嬉しくなった。