在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

オンコロジーマッサージデビューへの第一歩

地元にオンコロジーマッサージのサービスを提供する病院がある。

レーニングが終わったら是非働きたいと以前から思っていた場所。

早速連絡すると、採用に向けてとんとん拍子で話が進んだ。

 

ここでの施術は患者さんとその家族向けの無料サービスだが、セラピストには報酬が支払われる。

治療ではなく、リラックス効果を目的とする10分間のチェアマッサージだ。

 

この夏にはオンコロジーマッサージデビューできそうだ。

一歩前進できることに感謝。

専門の再考

オンコロジーマッサージのトレーニングが終了。

最後のクラスでは癌経験者に施術した。

 

クライアントの問診を経てマッサージの圧を考えるのだが、当日の体の痛みや不快感、過去の治療からの長期副作用、マッサージのスピードなど考えることが多く、パニックになってしまった。

正直、失敗したなと思った。

 

案の定、数日後に行なったクライアントのフォローアップでは、「皮膚を優しく撫でられている以外は何も感じなかった」と言われた。

正直な評価に感謝だ。

この施術にわざわざ高いお金を払いたい人はいないだろうな。

 

癌経験者は普通の人と同じように生活したいと願う人が多い。

必ずしも最善の選択ではなくても強い圧で施術して欲しい人が多いのが現実だ。

 

何か症状がない限り、わざわざ高い料金を払ってまで優しいマッサージを受けたい人はいないかもしれない。

裏を返せば、優しい施術を必要とするクライアントを再考すればいいのか。

 

抗がん剤治療中の人、手術後の腫れを引かせたい人、全身に慢性的な痛みがある人、リラックスしたい人、不安感を拭いたい人、落ちた体力を回復させたい人…。

癌罹患者や経験者に絞りすぎず、ターゲット層を広げた方がいいのかもしれない。

専門の再考が必要だな。

経験を積める職場環境に感謝

仕事を始めてちょうど2ヶ月。

運営チームの努力のおかげでスロットがほぼ埋まるようになった。

出勤すれば待ち時間なく施術を行える状況が本当にありがたい。

 

これがもし自営業だったら集客力の弱さで1日何回施術できるかなという状況になっていたと思う。

認知度の高さと顧客層のプールがあることがビジネスに与える影響力を目の当たりにしている。

 

経験を積むという観点からみても、他の職場で仕事を始めた同期よりも多く施術できているかもしれない。

「数をこなして経験を積むのにいい環境」と学校のインストラクターがくれたアドレスにも納得だ。

 

この職場で働けることに感謝。

頑張っていこう。

収入とやりがい

今の職場でフルタイムで働くセラピスト達はこの辺りの平均的な仕事の収入よりも多い。

一桁違うから驚いた。

 

私が目指す事業形態ではなかなかたどり着けない金額だ。

私も方向性を変えれば立派な収入を得ることができるんだな、と一瞬考えてしまった。

 

私の施術対象は病歴を持つ身体的弱者であり、病院では多額の治療費を払っている。

今の職場の顧客層は健常者で収入に余裕がある人達だ。

施術に求められるものも全く違う。

 

経済的弱者から報酬を得るというのは理性的に簡単ではない。

けれども私自身の生活を犠牲にするのも違うと思う。

 

しっかり自分の中に落とし込んでぶれないようにしなきゃ。

パイオニアから学べる幸運

オンコロジーマッサージのトレーニングが半ばを過ぎた。

最近になってインストラクターがこの分野のパイオニアであることを知った。

 

レーニングのテキスト本の内容から彼女の知識と経験の深さは知っていたが、まさかここまで著名な人物だったとは。

クラスではそんなことを全く感じさせない雰囲気。

 

最近は教壇から遠ざかっていたと言っていたし、今回のクラスも最後のスポットにぎりぎりセーフで申し込めたから、色々な幸運が重なって最高のトレーニングを受けれていることに心から感謝。

 

残り3回のクラス。

たくさん吸収しよう。

90分マッサージ

始めて90分マッサージに挑戦した。

 

時間が余ったらどうやって対処しようかとドギマギしながら開始したが、全身隅々まで十分に施術を行えて良かった。

ゆっくりしたストロークの波長もリラックス効果を高めたように思う。

クライアントの満足度も高かったようだ。

 

新しい経験ができて良かった。

日々是鍛錬。