クライアントの死を初めて経験した。
予約のキャンセルが入った時、予定が変わることは誰にでも頻繁にあることであまり気にしていなかった。
それでもしばらく再予約が入らず、もしかしたら昔のセラピストに戻ったのかもしれないと思っていた。
それはそれで、元気でいてくれたらいい、と。
今朝、なぜか嫌な予感がして、彼女が参加していたグループのポッドキャストにアクセス。
そこには彼女の死を伝えるエピソードがあった。
胸が苦しかった。
彼女にはまだ小さい2人のお子さんがいる。
2人目を妊娠中に発覚した癌。
最新の研究が早く実用化されることを願っていた。
老いる話をしたときは、歳を取れるっていい、と呟いていた。
患者をサポートする基金の話があった時は、自分よりも他の人に譲って、と言っていた。
私が風邪を引いて予約をキャンセルした時は、早く良くなるように願ってくれた。
このクライアントは医師でもあった。
自分の症状が意味するところはよく分かっていたはずだ。
最後のセッション後に固かった表情が少しやわらいたことが忘れられない。
彼女のことはこれからもずっと考え続けると思う。
本当にありがとう。
そして安らかに。