在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

初めて経験したクライアントの死

クライアントの死を初めて経験した。

予約のキャンセルが入った時、予定が変わることは誰にでも頻繁にあることであまり気にしていなかった。

 

それでもしばらく再予約が入らず、もしかしたら昔のセラピストに戻ったのかもしれないと思っていた。

それはそれで、元気でいてくれたらいい、と。

 

今朝、なぜか嫌な予感がして、彼女が参加していたグループのポッドキャストにアクセス。

そこには彼女の死を伝えるエピソードがあった。

 

胸が苦しかった。

彼女にはまだ小さい2人のお子さんがいる。

2人目を妊娠中に発覚した癌。

 

最新の研究が早く実用化されることを願っていた。

老いる話をしたときは、歳を取れるっていい、と呟いていた。

患者をサポートする基金の話があった時は、自分よりも他の人に譲って、と言っていた。

私が風邪を引いて予約をキャンセルした時は、早く良くなるように願ってくれた。

 

このクライアントは医師でもあった。

自分の症状が意味するところはよく分かっていたはずだ。

最後のセッション後に固かった表情が少しやわらいたことが忘れられない。

 

彼女のことはこれからもずっと考え続けると思う。

本当にありがとう。

そして安らかに。

オンラインプログラムがスタート

年が明けてまもなくオンラインプログラムがスタートした。

決して安くない授業料を支払うため最後まで迷ったのだが、やらなかったら後悔すると分かっていたのでポチッと入学の打診を受け入れた。

というか、一旦保留にしてあとから合格受理手続きをしようと思っていたのだが、間違ったボタンを押してしまいあっけなく手続き完了となった。

 

最初のモジュールから盛り沢山の内容。

クラスメイト達のように作家のような高尚な文章を書くことはできないが、シンプルでも深く考察していきたい。

楽しみだ。

帰国への道

結婚してほぼ四半世紀。

色々とぶつかり合いながらもお互い頑張ってきた。

楽しい思い出もあるが、正直言って辛い思い出のほうが多い。

 

子供達が成人したら私の役目は終わり。

自分の中でスッキリ区切りをつけてさよならできそうだ。

 

そのタイミングで日本に帰国するのもいいな。

だんだん楽しみになってきた。

 

夫は人間としてはいい人だが、私にとっていい夫ではなかった。

あちらも同じ感想をもっているかもしれない。

まあ、お互い様だ。

 

無事に子育て終了した暁には、握手して検討を称えらえたらいいな。

縁が合って20年以上もの年月を一緒に過ごしたのだから、お互いをリスペクトしてたまに連絡が取れたらいいけど、あちらはどうかな。

 

その時までまだ少し時間がある。

前向きに準備をしていこう。

ほんわか穏やかに

この頃、自分の意識が内向的になっている感覚があった。

なんとなく自分の周りにバリアを張ってしまっているような。

周囲に対して構えてしまうような感覚。

 

最近参加した集まりで出会った人たち。

穏やかで自然な佇まいがとても素敵だった。

 

穏やかになるには心に余裕が必要という記事を見た。

日々の生活に追われる中で心を緩める時間。

意識しないと気持ちが突っ張ったままで毎日が過ぎていく。

 

意識を外に向ける方法。

健やかでいることを願うメッセージを家族や友人に毎日ひとりずつ送れば一年で365人のことを想うことができるな。

 

力を抜くってなかなか難しい。

2025年を振り返って

セラピストとなって2年目も色々なことがあった。

一番の出来事は、病院での仕事が終了したこと。

自分のキャリアの基盤として思い入れがあっただけにショックは大きかった。

 

人が変われば環境も変わる。

まさに諸行無常。

 

特に色々と入れ替わりの激しいアメリカでは、環境の変化は当たり前。

マッサージセラピストの業界で仕事を継続していくことの難しさも身をもって学んだ。

従業員として働ける職場があることのありがたさ、それを維持していくことの大切さも痛感した。

 

幸運だったのは、逆境から立ち上がる柔軟性が自分にあることに気づけたこと。

来年は新しい目標である終末期医療について学ぶ一年にしたい。

 

自分の体に関しては、病院やセラピーに時間を費やした一年だった。

精神的に辛いこともあったが、年末の今、健康に過ごせていることをありがたく思う。

 

始めてジム通いを楽しいと思えたことも今年の収穫のひとつ。

このまま継続できるように頑張りたい。

 

来年も一日一日を大切に、健康に過ごせますように。

色々考えた末に

恩師とのキャリアコンサルティング。

大学院の学位を取るよりも実技のトレーニングを受けることを勧められた。

病院勤務や緩和ケアについても話しを聞き、必読の書籍やトレーニングの情報も得た。

 

翌日以降、情報を更に収集し、整理してみた。

現時点でのマッサージセラピストの立ち位置は、健康な人に施術はできるが、病気を患う人に対応するために必要な知識が圧倒的に足りていない。

更に、現在の医療システムではマッサージセラピーに保険が適応されることは稀であり、病院の緩和ケアの枠組みに含まれにくい。

 

マッサージの役割が比較的確立されているホスピスでも、保険医療の対象ではなく、音楽やアートなどと同じ括りのセラピーであり寄付による財源で資金が賄われている。

ただ、ホスピスで働く利点は医師を含む他の医療従事者とのチームで患者さんをケアできること。

この経験は貴重で、将来的に病院で働く機会が得られた場合にも役に立つ。

 

色々と考えた末に行き着いた次のステップ。

まずは終末期医療の世界に挑戦してみたい。

そのためのトレーニングも受けてみよう。

 

様々な選択肢を考えるきっかけをくれた恩師に感謝だ。