在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

ついにセラピストデビュー

仕事初日。

オペレーションマネージャーにクロックイン&アウトの仕方やタブレットの使い方などを聞く。

 

朝の時点で4コマは埋まっておらず。

緊張していたので、今日はマッサージなしでもいいな、なんて。

手持ち無沙汰でバックルームの掃除。

 

学校でクラスメイトだったMちゃん。

この職場で3か月前からセラピストとして働いている。

お互い仮免許での仕事なのだが、この日監督セラピストが休みとなり朝一番のコマをキャンセルせざるを得ず。

空いた時間にマッサージの流れを見せてくれた。

 

その後、別の監督セラピストが出勤してきたので再始動。

すると、Mちゃんが急遽自分のクライアントを私に譲ってくれることに。

いやいや、心の準備がまだだから!と慌てふためいて断わろうとしたが、すでに開始時間が来ていてやらざるを得ない状況に。

ひゃー!!

 

幸い優しいクライアントでなんとか無事にセッション終了。

お金を頂いた初めてのマッサージ。

冷や汗かいたが感慨深いものだった。

Mちゃん、ありがとう!!

プロとしての佇まい

職場で最後の実技練習があった。

かなり久々のセッションだったので沢山のことをわすれてしまっていてオタオタ。

それでもなんとか無事に終了。

 

一部の同僚達にも軽く挨拶できた。

みんなよい人達で安心した。

 

その日最後に会ったのがCさん。

以前からCさんの施術を褒める声をちらほら聞いていたから名前だけは知っていた。

 

Cさんはビビッドなリップカラーが印象的だった。

他のセラピストはノーメイクで自然な感じだったので、余計にCさんの佇まいが洗練されて見えたのかもしれない。

 

ふとクライアント目線で考えてみた。

高い施術料を払って受けるセルフケアは特別な時間のはず。

セラピストのプロ意識が高いことでクライアントの満足度が向上する。

先輩セラピストから勉強させてもらった出来事だった。

 

次からは実際にクライアントに施術することになる。

プロとしての佇まいを意識して頑張らなきゃ。

オンコロジーマッサージ

セラピストは自分の専門分野を決める人が多い。

私も最初はメディカルマッサージに興味を持っていた。

その分野で活躍する講師も見つけたし、いつか学ぶことになるかもしれない。

 

ただ、メディカルマッサージは習得までに時間と資金がかかるのと、治療内容が複雑なので患者のかかりつけ医からの施術許可が必要となることが多い。

この点が自分が今求めているものと合わなかった。

 

オンコロジーマッサージは、マッサージテクニックというよりは安全に施術するための知識を学ぶ。

癌治療との相性も良く、様々なステージの患者さんを対象にできる。

既に習得したリンパ浮腫ケアも活かせる。

緩和治療やホスピスケアに繋げることも可能だ。

 

今週からクラスが始まる。

これが終われば今の自分に必要な専門知識を一通り習得できたことになる。

患者さんに役立てるように頑張らなきゃ。

仕事決まる

仮免許ではあるが仕事が決まった。

まずはパートタイムで経験を積もうと思っている。

 

実はこの職場、できれば避けたいと思っていたところ。

なんとなくセラピストの扱いに不安があった。

 

でも蓋をあけてみたらセラピスト中心の社風で、ありがたいサポートがいっぱい。

マネージャーが良いのも幸いしている。

クラスメイトも2人働いているから心強い。

 

ようやくここまで来た。

また一歩前進だ!

試験終わる

州の免許試験が終わった。

 

前日は会場のホテルに泊まり、クラスメイトと夕食を取ったり、部屋でテレビを見たりしながらリラックスに努める。

 

当日朝は軽くシャワーを浴びてからラウンジで美味しいオムレツを食べ、部屋に戻ってストレッチしながら少しだけノートに目を通した。

 

集合時間1時間前くらいから急に緊張してきて深呼吸。

会場に行くとクラスメイトも続々と集まってきて親しい顔ぶれにホッとした。

受験者は全員で30〜40人くらいだったと思うが、我々はその2/3を占めていたから学校の延長のような気分でだんだん気持ちが落ち着いてきた。

 

会場には時計がなく、学校の試験ではいつも最後の1人だったので、後半部分の問題を解きながら残り時間が気になって焦った。

やっと最後の1問を終えホッとしつつも、いつもなら全問見返すのだが、そんな時間も気力もなく、飛ばした問題はないかを確認し、印をつけておいた問題だけ再確認した。

 

試験終了のアナウンス後、少しの間放心状態になった。

その後から徐々に全てが終わった安堵と試験結果の不安が入り混じった、何を考えたらいいのか分からないような感情がしばらく続いた。

 

帰路はクラスメイトと試験問題の話をしながらお互いに気持ちを落ち着けていった。

ここで色々話せたことで結果的に入り混じった感情がうまく発散されて助かった。

 

結果が出るまでしばらく掛かる。

変な間違いをしていなければ合格に必要な点数は確保できたとは思うがやっぱり不安は残る。

でも一旦試験から頭を切り離そうと思う。

 

よく頑張ったぞ、自分!