在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

足踏みしてもいいじゃないか

子供と一緒に過去の2つの名スピーチを見た。

ひとつは、オバマ前大統領が今年6月にコロナ禍で卒業を迎える高校生に向けたもの。

もうひとつは、スティーブ・ジョブズスタンフォード大学の卒業式で行ったもの。

 

両スピーチとも、親として子供に伝えたいメッセージが含まれていたので是非一緒に見たかったのだ。

 

もうひとつ、アメリカ育ちの日本人の若者が子供時代には日本語学習に苦労するも勉強を継続した結果、世界に羽ばたく職業に就けたという寄稿文。

 

子供に日本語をきちんと話せるようになって欲しい気持ちは今でもある。

でも、スピーチを聞いた後は、「日本語は子供の人生の一部であっても全部ではない」と思えるようになった。

 

子供本人は「日本語をやりたい」とボソッと言っていた。

でも、以前も同じことを話していたのだ。

それで形ばかり勉強の環境を維持してしまったがために、毎日喧嘩。

 

今ここですぐに元の環境に戻ってしまったらまた同じことの繰り返し。

ここは気持ちを抑えて、子供自身が自分に何が必要と思うかを考えさせようと思う。

 

子供にはこれから続く長い人生。

数日、数週間、あるいは数ヶ月くらい足踏みしてしまってもいいじゃないか。