在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

朝の生活音

最近、素敵な動画に出会った。

色々な人の朝の過ごし方を紹介するシリーズ。

 

みんなそれぞれの朝のパターンがある。

子供がいたり、動物がいたり、朝ご飯をつくったり、掃除したり。。。

 

挿入された静かな音楽とともに、お湯が沸く音やリンゴを切る音がとても心地よく感じられる。

お気に入りの朝の生活用品に囲まれて、それらから生まれる音も素敵だ。

「朝は生活音を楽しむ」という言葉があって、とても共感できた。

 

そんな中でひとつだけ少し違う音が醸し出される動画があった。

固い音、鋭い音。。

耳心地があまり良くない。

 

朝は多忙だからだろう。

その人はせわしなく台所を動き回り、戸棚を勢いよく閉めたり、食器の扱いが少し粗かったり。

 

私はそれを不快に感じるとともに、自分もこの人と同じだったと気付いた。

 

分単位で時間に追われる毎日。

いかに早く、いかに同時進行で複数の家事をこなせるかがその日の出来を決める。

そんな生活の中にいる自分を客観視したような気分だった。

 

心地よい音に囲まれたい。

少しスローダウンして、朝の生活音を楽しもう。

そういう気づきを得られて嬉しくなった。