在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

冷房と養生

最近、主人の意向で家の中にはほぼ常時冷房がついている。

 

私は冷房が好きではない。

体が冷えきってしまうし、汗をかかないので体温調節機能が弱まる気がする。

体の中で使われない機能はどんどん退化していくからだ。

 

また、冷えた屋内と蒸した屋外の行き来を繰り返していると体調を崩す。

急激な温度の変化に体内の調整がついていけなくなる。

 

周囲には暑さに弱い人が多い。

恐らくずっと冷房を多用してきているのだろう。

子供はそういう環境で育つと大人になって暑さに対する体力がなくなる。

 

世の中の技術が進むと自然界の環境を人為的に変化させようとする場面が増える。

暑ければ冷房、寒ければ暖房。

暑すぎ、寒すぎでは生活しにくいので、技術をうまく利用することも知恵。

でも、必要以上に依存すると体に悪影響が出る。

暑さに体が適応できなくなってくるのもしかり。

 

同じ温度でも人によって感じ方が全く違う。

これもまた面白い体の仕組み。

筋肉、脂肪、体内の水分量など、いろいろな要素が影響する。

筋肉や脂肪が多い人は体温が高い傾向にある。

痩せ気味で筋肉が少ない人は四肢の末端が冷えていることが多い。

 

体にある調節機能をきちんと使うことは大切。

暑さ、寒さ、湿気などの変化と調和させながら体をケアする。

まさにこれが養生ってことなんだろうな。