在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

鍼灸院:固定の支出

鍼灸は設備にお金がかかりません。

ベッド、消毒剤、使い捨て鍼などがあれば十分。

 

鍼灸院の個人経営で最大の固定支出は部屋の賃貸料だと思います。

なんらかの理由で施錠できない状況になった場合でも賃貸料は発生します。

 

今回のパンデミックで地元基盤の店などが事業を閉じました。

本当に残念です。

賃貸料の負担が閉鎖の理由のひとつだったに違いありません。

 

私の現在の仕事は在宅ベースです。

仕事がなかった場合、お金は入ってきませんが、支出もありません。

そのため、気持ち的に楽です。

 

鍼灸の場合、賃貸料が発生しない経営にするには、訪問診療、自宅を解放しての診療、あるいは雇われ鍼灸師の3択。

 

訪問診療は、通院できない状況の患者さんを治療するには最善の方法です。

ただ、見ず知らずのお宅の中に入ることに不安があります。

まだ、移動制限のない患者さんには自宅には呼びたくない人も多いでしょう。

 

自宅解放は、家族の生活に影響しますし、仕事とプライベートの線引きがなくなるので考えていません。

 

雇われ鍼灸師の欠点は、施術料を自分で設定できない可能性が高いこと。

なるべく安価で開かれた鍼灸院を目指したい私には辛い部分です。

 

必要な時だけ部屋をレンタルするという形もあるかもしれません。

ただ、この場合は施錠室を固定できない可能性があり、患者さんが混乱するかも。

 

なかなか希望通りには行かないものです。

でもまだ時間はあるので、自分に合った方法を考えいこうと思います。