在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

講師の巡り合わせ

秋学期、春学期と連続して解剖学Iと解剖学IIの授業を取りました。

通常、クラスは1学期で完結し、2学期に渡ってひとつの科目を学習する機会はあまりありません。

解剖学は膨大な情報量なのでこのように分割する学校が多いようです。

 

授業登録では、解剖学IとIIでそれぞれ複数の時間設定が用意されます。

学生は自分のスケジュールに合わせてクラスを選択します。

何人かの講師が担当するので、講師の評判でクラスを選ぶ学生もいます。

 

私の場合、子供が学校に行っている午前中しか通学出来なかったので、選択肢はひとつかふたつしかありませんでした。

そのため、ハズレの講師に当たったらという不安もありましたが、結果的にどちらも良いクラスでした。

 

解剖学Iの講師は、呼吸器系看護士の経験があるM女史。

クラス全員の名前を覚えてくれたり、話し方もとても丁寧。

試験問題は絶妙にひねってあり、頭の良さを感じさせました。

 

授業中の絶妙な冗談や小話が面白く、知識の深さにも感嘆。 

ただ授業中に一息つくことが多かったためか後半は授業が遅れ気味。

最後の方はクラスについていくのに少し苦労した感がありました。

 

解剖学IIは、博士号を持ち常に学生の習熟度を気にかけてくれるJ教授。

授業内容がすべて頭に入っているようで、一旦クラスが始まると最後まで一気に駆け抜けるスタイル。

配布教材は複雑な内容がこれ以上なく簡潔にまとめられていました。

 

宿題は必要最低限の問題数に絞って出題。

授業がオンラインに切り替わってからも早め早めに教材を提供してくれました。

隅々まできちんとしていたので授業の先が見通しやすかったです。

 

たまたまどちらも女性講師でそれぞれの良さがありました。

解剖学という難しい科目のスタートが緊張をほぐしてくれたM女史で良かった。

内容がより高度になる後半は授業の運びがよりスムーズなJ教授で良かった。

 

もしM講師とJ教授を逆の順序で受講していたらちょっと大変だったかも知れません。

難関の解剖学、講師陣に恵まれて本当に幸運でした!