在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

勉強方法も時代を反映

一年程前、ウン十年振りに学校生活を開始しました。

そのウン十年前はまだ個人の携帯電話やコンピュータ所有率が伸び始めたころ。

自宅のインターネットも電話回線を使ったりしていた時代です。

 

当時も もちろん真面目に(?)勉強していました。

教科書を読み、大事な箇所に線を引き、ノートにまとめる。

フラッシュカードも作っていたと思います。

 

その時代からやってきた私にとって、現代の学習環境は驚くべきものでした。

まず、教科書はデジタル。

紙版もありますが、解剖学は何キロもある分厚い本で机に広げるのも一苦労。

デジタル版であればPCでも携帯電話でも読むことができます。

 

勉強開始当初、丁寧に教科書を読み込んで蛍光ペンで線引きするつもりでした。

ところが解剖学はカバー範囲が広すぎて内容の理解が追いつきません。

一通りの読みは紙版で、内容の理解はデジタル演習問題を解いて不明点を洗い出しながらひとつずつ つぶしていくことにしました。

 

実習の授業でも驚きが。。

学生たちはみんな授業中に自分の携帯電話で模型や顕微鏡の写真を撮っていきます。

講師も写真撮影を前提としているかのように授業を進めていくのでこの方法は公認なんだと思います。

 

出だしこそ戸惑いましたが、デジタルツールを活用した勉強法は非常に便利です。

調べものはデジタル版教科書であれば検索が簡単です。

宿題もデジタルなので回答の正否がすぐにわかります。

 

今、特に重宝しているのはデジタルのフラッシュカード。

PCでも携帯アプリでもアクセスできるようになっていて利便性が高いです。

カラーイラストなども挿入できて視覚からも学習できます。

 

また解剖学の場合、三次元での理解は必須です。

自宅に骨や筋肉の模型があったら子供達が怖がるだろうなと思い、3Dで画面を動かしながら学習できるアプリを購入しました。

これで体を立体的に理解できます。

 

これらのデジタルツールのおかげで膨大な情報も容易に整理でき、非常に効率的に勉強できています。

今では紙のみの勉強法は考えられません!

使えるものはうまく使って賢く勉強していこうと思います。