在米くのいち 手当ての道をゆく

病気と共存しながら施術者を目指す日々の奮闘記。

Qualifier合格

ついにQualifier当日。

 

グループ分けはボランティア制。

クラスを3グループに分けていよいよ開始。

 

マッサージ、問診表のやりとり、審査官とのレビューも含めて2時間近く。

 

私は最後のグループになったので4時間の待ち時間があった。

クラスメイトの中には緊張のあまり泣き出す人も。

私自身はマッサージそのものよりも話す方に緊張していた。

 

私の審査官はダンという背が高い中年の男性。

難しい人という事前情報が直前に入ってきてかなり焦った。

 

問診表のやり取りはあまり突っ込めず。

マッサージの出来はまあまあ。

施術後のやり取りで、部屋のドアを閉め忘れて大失敗。

 

絶対不合格だ…と思いながら片付けをして結果待ち。

結果は合格。

ドアの件はあってはならないと指摘されたが、マッサージはお金を払えるくらい良かったと褒めてもらえた。

 

改善点はドレーピングに時間がかかり過ぎることと、問診表で健康状態についてもっと詳しく確認することの2点。

どちらも納得だ。

 

朝から緊張が続いていたので、帰宅しても交感神経が高まったままでなかなかリラックスできなかった。

 

Qualifierに合格すると、すぐにStudent Clinicで実習できるようになる。

気持ちを切り替えて次のステップに進まなきゃ。

インストラクターにマッサージ

今日はテストでインストラクターにマッサージをした。

腕と脚の選択肢があり脚を選んだ。

コメントをもらえるなら注意点の多い脚の方が良いかなと思ったからだ。

 

マッサージ自体は良かったようだが、ドレーピングをなおされた。

やっぱりドレーピングはまだ上手くできない自覚がある。

 

qualifierがもうすぐ。

マッサージしながらテクニックを説明する課題がまだ練習不十分。

ちょっと焦ってきた。

一学期折り返し

マッサージセラピーの学校に通い始めて1ヶ月半。

最初の学期も折り返し地点まできた。

来週、再来週と中間テストが続く。

 

その後はクリニックのクラスが加わる。

マッサージのマの字も知らずに入学して6週間で一般の人にお金をもらって施術するのだからびっくりだ。

 

昨日、入り口の隣にある図書室で勉強していた時、マッサージを受けにくる人が次々と入ってくるのを見た。

学生セラピストも慣れた出迎えだった。

なるほど、こういう雰囲気なのか。

クリニックの流れを見れて少し得した気分だった。

 

アメリカではあまりへこへこしていたら逆に自信がないセラピストと思われる。

Qualifiersでは堂々とやらなきゃ。

体が全く違う

イントロのクラスでマッサージを練習するようになってからこれまで5人のクラスメイトに施術した。

 

当たり前なのだが、みんな体つきが全く違う。

そしてそれがマッサージのやり方に大きく影響する。

 

筋肉の大きさ、首の長さ、肩甲骨の見えやすさ、腰回りの肉付き、皮膚の弾力などなど。

 

私の手に合うのはやはり体が小さい女性。

腕や脚がすっぽりはまってマッサージしやすい。

筋肉質の男性はかなり力を入れないと響かない。

 

男性は体毛が多いので、引っ張らないように気を使う。

人種によって髪質も違うからブレードなどをしているときは頭のマッサージをできないこともある。

 

5人でこれだけ違いがあるのだから、実際にクライアントを受けるようになったら更に個人差を目の当たりにするに違いない。

 

Qualifiers が1週間延期になったので練習できる時間が増えた。

まずは自分のルーティーンをひとつ決めてそれをしっかり練習しようと思う。

初めてのフルマッサージ施術

授業で初めてフルマッサージを施した。

正確にはほぼフルマッサージ。

まだ流れが頭に入っていないので所々抜けているテクニックがあったからだ。

 

時間を測ったらだいたい1時間。

ペース的には悪くない。

時間配分の目標は、体の前側30分、後側20分、血圧測定や施術前後のクライアントとのやり取りが10分で、全体で1時間。

 

スチューデントクリニックで一般のクライアントに施術できるようになるためのQualifiersと呼ばれる試験が2週間後にある。

これからはそこに焦点を合わせて練習を重ねていく。

 

前述の時間配分は、1時間ぴったりで終わらなくても問題ないが、1時間未満になるよりは超過した方がよいらしい。

マッサージのテクニックも気になるが、クライアントとの口頭でのやり取りがスムーズにいくかが心配だ。

 

私がフルマッサージを施したクラスメイトは途中から寝てしまったと言っていた。

リラックスしてもらえたようで嬉しかった。

 

彼女が私にしてくれたマッサージもとても気持ちが良かった。

考えてみたらこれが私にとって初めてのフルオイルマッサージ。

午後からは体が軽くなったので、マッサージの効果を身をもって実感できた。

 

Qualifiersに向けて練習するぞ。

自分の体調管理が大切

セラピストとして自分の体調管理が大切、と授業で取り上げられた。

何となく頭では分かっていたつもりだったが、よくよく考えると思っていたよりも奥が深い気がしてきた。

 

セラピストは自分の体調が悪いと施術に影響する。

 

例えば風邪を引いたらクライアントにうつしてしまうし、手に切り傷があれば手袋をしなくてはならない。

 

前日の就寝パターンが崩れれば翌日は終日体が重くなることもあるが、それでは施術に集中できない。

 

仕事道具である自分の手や足腰のどこかが痛んだらアウトだ。

 

お腹が空くと力が出ないから施術の合間にエネルギー補給をしなくてはならない。

 

自分の体調を万全に整えるためにマッサージを受けることもプロの管理術のひとつであることにも納得できる。

 

一年後の今頃にはプロに近くなっていることを信じて、これらのマインドセットを今から実践している。

手洗いうがい、おにぎりでエネルギー補給、湯船に浸かっての入浴、清潔な髪型の維持、爪切り、睡眠時間の確保、などなど。

 

まずは一年間、学校を欠席せずに終えることが最大の目標だ。